犬アイコン 予防注射 加藤犬猫病院

 
まず予防注射は、保険と思ってください。
かかってしまった場合の、患者さん及びご家族の悲しみ、苦しみ、経済面などの負担が非常に大きい病気への予防であります。

種類もいろいろありますが、最低限必要なのもあれば、室内で飼っているとか年齢や種類、大きさなどにより、取り敢えずは必要のないのもあります。
しかし、例え室内で飼っているとは言っても、散歩で外に出かけますし、玄関のたたきに降りれば、靴の底についたドロを介してウイルスや細菌に接する可能性もあります。
伝染病対策、そしてマナー(集団免疫)として最低限必要な予防と言えましょう。

 回 数 

  • 〜1才:年3回
      第1回目 生後6〜8週齢
      第2回目 〃 9〜11週齢
      第3回目 〃 12〜14週齢
  • 1才〜:年1回

 必要な予防注射 

 やや必要な予防注射 

 特 別 

 

 
 狂犬病 
狂犬病は、人にも感染します。
世界各国では、今でも多くの人たちがこの病気にかかって命を落としています。もし、このウイルスが日本に侵入したら(いつ侵入したかはすぐにはわかりません)恐らく、大パニックになるでしょう。
このワクチンは、犬はもとより人のために注射をするのです。
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 犬ジステンバー 
死亡率の高い病気です。
特に子犬がかかるとほとんどの子が死んでしまいます。
感染すると発熱のため食欲がなくなり、目ヤニ、鼻水(黄色)、咳、嘔吐、下痢、更に神経までもが侵され、たとえ治ったとしても後遺症に悩まされる恐ろしい病気です。
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 犬パルボウイルス感染症 
死亡率の高い病気です。
子犬では、突然死んでしまうこともあります。
伝染性が高く、出血性の下痢や激しい嘔吐を引き起こします。
ひどい脱水症状を起こしてぐったりしてしまいます。
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 犬伝染性肝炎 
子犬では、突然死んでしまうこともあります。
肝臓が侵され、嘔吐や下痢、食欲不振などが起こり、眼が白く濁ることもあります。
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 犬アデノウイルス2型感染症 
乾いた咳、鼻水、扁桃炎を起こし、ひどくなると肺炎になることもあります。
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 犬パラインフルエンザ 
咳、鼻水、扁桃炎を起こし、アデノウイルスや細菌との混合感染により症状が重くなります。
犬アデノウイルス2型 感染症と犬パラインフルエンザの合併したものを『ケンネルコフ』と呼ぶこともあります。
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 犬レプトスピラ病(黄疸出血型、カニコーラ型) 
アウトドアで活動する犬は注意が必要で、人間にも感染する可能性があります。
歯ぐきの出血や黄疸がみられる黄疸出血型と、高熱・嘔吐・下痢を起こすカニコーラ型が代表的です。
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 犬コロナウイルス感染症 
下痢や嘔吐など腸炎を起こします。パルボウイルスと混合感染すると症状が重くなることがあります。
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 フィラリア 
本来、心臓の中には血液しか入ってはいけないのに、そこに「そうめん」のような虫がわいてしまうのです。もしも、ご自分の心臓の中に虫がわいてしまったら・・・想像するだけでもぞっとすると思います。

入り込んだ虫は、心臓をはじめ、それをとりまく太い血管や肺に大きなダメージを与えます。それは、あたかもボディブローのようにじわじわと効いてくるのです。
最初に気づく症状は、「咳」です。苦しそうにします。そのうち、だんだん痩せてきて腎臓や肝臓が冒され、最後にお腹がふくれてきます。そうなったら、手遅れです。

現在では、きちんと薬を飲めば、完全に予防できる病気です。
いろいろなタイプの予防薬があり(1ヶ月に1回の薬が主流)、なかにはノミの繁殖を抑え、お腹の虫も同時に駆除できる薬もあります。
また、最近、注射タイプの薬も登場しました(1年に2回必要)。

かわいい愛犬のために、しっかり予防してあげて下さい。

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 集団免疫 
予防注射をうけることは、一つのマナーというのがあります。
かつて、みなさんがきちっと狂犬病のワクチンを受けたおかげで、ウイルスはその居場所を限りなく失ってしまいました。これを『集団免疫』と言います。

現在、日本に現存するウイルスや一部の細菌も、地域のみなさんがきちっとペットにワクチンを受けさせることによって、その地域をクリーンな状態に維持することができます。
これらの病気で命を落とす子がいなくなるように、ワクチンを受けさせてあげてください。

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