犬アイコン 不妊手術 加藤犬猫病院

 
発情は、正常な生理現象の一部です。不妊手術を受けるのも受けないのもご家族の方の責任にあります。

もし、手術をしないで、中高齢になった時の予防できたかもしれない病気(例えば、乳腺腫瘍、子宮蓄膿症など)をしっかりと受けとめることができるのでしたら、する必要はないと思います。

ただ、いろいろな病気のことを考えるのなら、手術を受けた方が良いでしょう。
また、男の子においても発情している女の子の発する臭い(フェロモン)に触発され、襲って妊娠させてしまう不幸なケースもあります。
増えてしまうペットの飼育やその環境の広さ、または経済面などの事情により、あらかじめ不妊手術を行っておくのも、子供達に対する愛情の一つだと思います。

 全 般 

  • 当院では、より安全に手術を行うため、事前に一度ご来院いただき、簡単な手術前のチェックをしてから手術日を決めます。
  • 手術日前夜8時以降、水分以外の食事を控えます。
  • 手術日当日は、水分を含め一切の食事を控えます。
  • 通常、午前中に来院頂ければ、当日の夕方には退院できます。
  • 手術後の通院はなく、抜糸の為の1週間後の来院だけです。

 女の子の場合 

  • 手術適期は、生後5〜9ヶ月。できれば初めての発情が来る前の方が理想的です。
  • 発情中の手術は、できれば避けたほうが良いでしょう。

 男の子の場合 

  • 手術適期は、生後6〜8ヶ月で優位性攻撃(自分を家族より上だとみなすようになる)が発生しやすい9〜12ヶ月齢前に手術を行う方がより理想的です。
  • 健康状態であれば、いつでも手術は可能です。


 不妊手術のメリット 

  • 病気の予防となり、統計的に長生きします。
  • 発情期が来なくなります。
  • 手術をすることにより攻撃傾向をかなり減らすことができます(男の子)。
    * アメリカでは、犬に噛まれ致死的な障害事件となった200件のうち、2件を除いてすべて未去勢(男の子)、未避妊(女の子)の犬に起きた調査報告があります。

 不妊手術のデメリット 

  • 子供が産めなくなります。
  • やや肥満気味になる場合もあります。


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