猫アイコン 予防注射 加藤犬猫病院

 
まず予防注射は、保険と思ってください。
かかってしまった場合の、患者さん及びご家族の悲しみ、苦しみ、経済面などの負担が非常に大きい病気への予防であります。

現在、2種類のワクチンがあり、暮らしている環境(外に出るか出ないか)により、取り敢えずは必要のないのもあります。
しかし、例え室内で飼っているとは言っても、ベランダに出たり、玄関のたたきに降りれば、靴の底についたドロを介してウイルスや細菌に接する可能性もあります。
伝染病対策、そしてマナー(集団免疫)として最低限必要な予防と言えましょう。

 回 数 

  • 〜1才:年2回
      第1回目 生後8〜10週齢
      第2回目 〃 11〜13週齢
  • 1才〜:年1回

 必要な予防注射 

 特 別 

 

 
 猫ウイルス性鼻気管炎 
子猫の時にかかりやすく、早く手当をしないと死んでしまうこともあります。
40℃前後の高熱により食欲がなくなり、激しいクシャミ・咳をし目ヤニや鼻水がだんだんひどくなります。簡単に他の猫にうつります。
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 猫カリシウイルス感染症 
猫ウイルス性鼻気管炎に似たカゼの症状を示しますが、ひどくなると口の中や舌に水疱や潰瘍ができます。鼻気管炎と合併すると、症状は重くなります。
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 猫汎白血球減少症(猫伝染性腸炎) 
子猫では非常に死亡率の高い伝染病です。
高熱のため元気・食欲がなくなり、激しい嘔吐や下痢のために脱水症状を起こし、ぐったりしてしまいます。
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 猫白血病ウイルス感染症(外出自由な猫の場合) 
一度、かかって発症すると治りません。
白血病、リンパ肉腫などの腫瘍性の病気になり、最後はひどい貧血をおこします。
このウイルスをもった猫と体をなめあったり、同じ食器からもうつる可能性がある恐ろしい伝染病です。短時間で簡単に検査結果のわかるキットがあります。
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 猫免疫不全ウイルス感染症 
ワクチンは、今現在ありません。
 * 日本ではまだですが、アメリカでは開発及び認可されました(2002.3.22)。
このウイルスに感染して発症すると体の免疫力がだんだん低下してきて、元気がなくなりだんだん痩せてきて、激しい口内炎や下痢を起こします。
健康であれば治る病気(カゼや下痢など)も抵抗力がないためにどんどんひどくなり、結局は死んでしまう恐ろしい病気です。
短時間で簡単に検査結果のわかるキットがありますので、外出する猫の場合、年に1回の検査をお勧めします。
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